アメリカ留学した当初、私は英語ができずに本当に苦労しました。
ある時、私を含めた新入生のオリエンテーションがあって、周りの新入生たちがワイワイガヤガヤ大騒ぎしていたんです。
ファシリテーターである先輩が説明したいのに、その声が新入生たちの声でかき消されてしまった時、先輩が
Let me talk! Let me talk!
(私に話をさせて!私に話をさせて!)
と何度も怒鳴っていました。
この時
「ネイティブの英語が聞き取れた!」
と感動したのを覚えています。
大声でゆっくり怒鳴ってくれたので(笑)、英語が聞き取れなくて困っていた私にとって、怒鳴られたというより、聞き取れたうれしさで一杯でした。
そんな思い出があるため、Let me talk.は、一生忘れられません。
「~しよう」だけじゃない!letの使い方
letと言えば、最初に思い浮かぶのがLet'sだと思います。
Let's go!とかですね。
それ以外に、日常生活でよく使うのが、let me~というフレーズです。
意味は「~させて」と許可を表します。
語順は「let me +動詞」の順番です。
例文を見ていきましょう。
Let me を使った例文
・手伝わせてください
Let me help you
他の人が助けを必要としているときに使います。
例えば、相手の荷物を持ってあげる場面で使えます。
・私にそれをやらせてください
Let me do it
自分が何かやることを申し出る場合に使います。
例えば、自分が業務を引き受けるときに使います。
・考えさせてください
Let me think
考える時間がほしいときに使われます。
例えば、問題があって、それを解決するために考える時間が欲しい時に使えます。
・それについて考えさせてください。
Let me think about it.
・私に発言させてください。
Let me talk
会議やグループの中で発言したい場合に使います。
Let meを使った会話文
let meがどんな風に使われるか、会話文を見ていきましょう
会話文(ストーリー)でイメージできると心に残ります。
心に残ると定着します。
もしあなたが単語暗記で苦労していたら、単語単体で覚えようとせず、ストーリーを使って覚えると効果的です。
ランチに誘う会話です。
A: How about going for lunch together this afternoon?
B: Oh, that's a great idea, but let me check my schedule first.
A: Checked it? Are you free to go?
B: Just wait a moment.
A: It's okay, no pressure. We can go another day.
B: No, hang on. I want to make sure. I'm free this afternoon.
A: Great! Let's have lunch this afternoon then!
B: Alright! I'm looking forward to it.
A: 今日の午後、一緒にランチに行かない?
B: いいね、まず予定を確認させて。
A: 確認した?行けそう?
B: ちょっと待ってね。 (スケジュールを確認中)
A: 大丈夫、無理しなくてもいいよ。別の日に行こう。
B: いや、待って。確認したいからね。今日の午後空いてるよ。
A: よかった! じゃあ、午後ランチしよう!
B: 了解!楽しみにしてるよ。
let meをどんなふうに使うか、イメージできたでしょうか?
英語がパッと話せるようになるコツは、シンプルな英語を使うことです。
シンプルな英語とは、先程の会話文のように、1文が短く、使われている単語や文法がシンプルなこと。
シンプルだからパッと口から出てきやすいのです。
自分で使うと定着しますので、ぜひ使ってみてください。
ではでは~。
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